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好きな番組

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外出自粛のような状況になると、通常の番組の内容が違う内容に変更されたり、疫病に合わせたものになっていることが多いですね

日曜美術館という番組も好きな番組のひとつなのですが、芸術や文学からみた疫病についてや環境や社会問題などの話はとても興味深いです

過去の美術は災害や疫病に対しての心のケアを重視していて…
美しさ、壮大さの背後には、何が願われていたかという想いがあり、美しいほどその願いの大きさ願わなければならない不安の大きさが見えてくる…

特に私は司会の小野正嗣さんの言葉が好きで
『疫病をこえて人は何を描いてきたか』というテーマでは心に残った言葉が沢山ありました

我々は疫病を語るときにすぐ戦争の比喩を使う
果たして適切か?
「病との戦いである」「病を克服しなくては」
もちろん克服しなくてはいけない
でも病も人間が作り出したもの
人間が苦しむけれども我々と共にある
いかに向き合うか
戦うよりは向き合って生きていく
疫病という現実を受け止め
それでも生き続けていく…


疫病によって不安な日々の中で、自分たちの負の側面が出やすくなる…
自分のすべての負の側面、醜さやあらゆるものを出し尽くしてみた上で、人間とは何かと考えることができ、そして人間の美しい側面とは何か?と立ち止まって考えることができる



人知の及ばない災いが起きたとき、人間は思いがけない力を発揮できるものなんですね…

先日放送された『オラファー・エリアソン ひとりが気づく世界が変わる』もとても素晴らしかったです
芸術のスケールが衝撃的!
彼の感性によって、自然の美しさと素晴らしさ、そして社会的問題が芸術としてまた美しいカタチで表現されてもいます
問題を押し付けてくる感覚は全くなく、作品からスケールの違った愛が伝わり、自然を守りたいと自然へ対する敬意が湧いてくるように感じました

再放送や見逃し配信もありますよ♪


東京現代美術館では今はお休みですが、オラファーの展示会が6月までの予定です…
落ち着いたら美術館巡りもしたいなぁ✨














by purela2005 | 2020-04-28 07:55 | Purela日和
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